総合ビジネス学科
秘書になるには?
秘書の仕事とは?
上司が仕事に集中できるよう、各種サポートを行うサポーター

秘書は、経営者やマネージャーなど、忙しい上司の仕事をサポートすることが仕事です。
イメージしやすいのは大企業の社長付きの秘書ですが、医療系法人で経営者や医師の秘書をしたり、弁護士の秘書、政治家や議員の秘書など、活躍の場はさまざまです。
具体的な仕事内容としては、スケジュール管理、来客対応、電話対応、会議の準備、出張の手配、資料作成など。また、重要な書類の管理やメールの返信代行などを行う場合もあります。上司が本来の仕事に集中できるように雑務を請け負いながらも気配りして環境を整えることが大切な役割です。様々な作業を同時並行で進めなければいけないので、大変ですがやりがいのある仕事と言えるでしょう。
秘書の年収はどのくらい?
秘書の年収は、勤務先の企業規模や経験年数によって異なります。新卒の場合は300万円程度からスタートし、経験を積むと475万円程度になります。大手企業の役員秘書や、高度な専門知識を持つ秘書の場合は、500万円以上の年収を得ることも可能です。
また、語学力やビジネススキルを活かして外資系企業で働く秘書は、より高い給与を期待できる傾向にあります。
※厚生労働省提供 職業情報提供サイト「job tag」調べ
秘書になるために資格は必要?
資格を取得していないと働けない仕事ではありませんが、スキルを証明する資格として「秘書検定」が広く認知されています。特に準1級以上を取得していると、就職活動で評価されます。
その他にも、パソコンでの文書作成や各種作業など実際の業務に活かすことのできる「ビジネス文書検定」「MOS(Microsoft Office Specialist)」の資格、TOEIC®のスコアも役立ちます。加えて経理や人事の知識を持っていると、より幅広い業務をサポートできる秘書として評価されます。
先ほども述べた通り、様々な作業を行いながら上司をサポートする仕事ですので、役にたつ資格や検定を多く持っている方が自分自身の仕事にも役立ちますし、採用や昇給の際の評価も高くなるでしょう。
秘書になるには?
秘書になるには、主に専門学校、短大・大学で学ぶルートがあります。
専門学校では、実践的なスキルの習得に重点を置いています。2年間のカリキュラムで、ビジネスマナーや秘書実務といった基礎力に加え、来客応対や電話応対の他、様々なシーン別に役立つ対応スキルなどを実践的に学びます。
パソコンを使ってのビジネス文書作成では、WordやExcelを使用して議事録や報告書、スケジュール表の作り方を徹底的に学習。就職活動においても個別に面接練習や履歴書の添削などを行うなど、きめ細やかさも専門学校の特徴です。
また医療系の学校であれば医学知識など、IT系の学校であればWebに関する知識など業界に特化したカリキュラムを設置している専門学校もありますが、どこの専門学校も実際の仕事で即戦力として活躍できるスキルを集中的に学びます。
大学では、秘書や事務職に特化した学びというよりはより幅広い教養を学習し、経営学や語学なども学んで総合力を身につけていくケースが多いといえます。3年、もしくは4年次からゼミナールや研究室でより専門的な学習を深め、卒業論文を作成させるなど学術的な学びを中心に行います。
また、一般企業で事務職経験を積んでから、社内で秘書職にキャリアチェンジする人も多くいます。どのルートでも、在学中やキャリアの早い段階で秘書検定などの資格を取得しておくと有利です。

秘書に向いているのはどんな人?
敬語やビジネス用語を多用することが多いため、国語の授業が得意な人や英語の授業でスピーキングが得意という人は秘書としての素質があります。
秘書自体は裏方の仕事ではあるものの、学級委員として先生や仲間と様々な調整をした経験のある人、文化祭の企画実行委員や生徒会役員の経験のある人、部活で部長やキャプテンの経験がある人は、様々な調整をしたり相手の意見を尊重したり、全体を俯瞰して見たりといったことを体験しているため、秘書として働いてから活かせる要素がたくさんあるといえます。
また、手帳やスケジュール管理が好きな人、人の話をよく聞いて適切な対応ができる人、急な変更にも柔軟に対応できる人も秘書として活躍できるでしょう。
秘書の将来性は?
デジタル化が進む現代でも、コミュニケーションを重視しながら「相手が働きやすいように」という配慮を行う秘書の需要は高く維持されています。特に、経営者の働き方が複雑化する中で、優秀な秘書の存在価値は高まっています。
また、従来の秘書業務に加えて、データ分析や経営企画のサポート、海外とのやり取りなど、より専門的なスキルを活かせる機会も増えています。テレワークの普及によってオンラインでのコミュニケーション能力や、デジタルツールを使いこなす能力も重要になってきています。
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